北海道 十勝平野(広尾町) 丸山 (83m) 2011年7月3日

所要時間 11:37 林道−−11:42 丸山−−11:47 林道

 本日最後の低山めぐりは広尾町の丸山。広尾には市街地に大丸山や丸山があり、いずれも山頂直下まで車道があるので簡単に登れるが、今回の丸山は近くに車道はあるが山頂まで少々だが道が無い場所を歩く必要がある。数が限られた標高100m以下の山であるのでぜひ登っておきたい山だった。

林道脇のスペースに駐車 林道から山頂側を見る

 道が無いので適当に登るしかなく、南側の車道からアプローチすることにしてカーナビの指示で運転、国道から東に入り、いったん山頂を通過して右に入るとダートに変わるが普通車でも問題ない。さらに右折して緩やかに上がり、GPSの残距離が一番減る場所で路肩に車を置いて歩きだす。のっぺりした山で樹林も茂っているので山頂は見えない。林道周辺の籔は意外に薄く、これなら激藪と格闘しなくてもいいかもしれないが、草籔や笹藪は茂っているので笹ダニや毛虫が心配だ。籔の高さはさほど高くないので長ズボンの上にロングスパッツを装着した。

斜面に取り付く トラバース気味に登っていく
稜線に乗る 丸山山頂の三角点

 山頂方向へは濡れた草の茂った白樺の平坦地を横切って斜面に取り付く。斜面の方が籔が薄く、ミズナラ、コナラの落葉樹林に膝丈の薄い笹が繁茂していた。地形がなだらかで地形を読むのは難しく、GPSの表示を見ながらその方向に斜めに上がっていく。鹿道だろうか、獣道も見られた。稜線に乗っても同じ植生が続いて藪漕ぎというほどではなく楽に進む。やがて頭が赤い杭が登場し、そのたもとに4等三角点が埋まっていた。ここが丸山山頂だが山頂標識、目印とも皆無だった。せっかくなので赤テープを残したが、これを目にする人がはたしてどれだけ出てくることやら。 内地から北海道まで行ってこんな山に登る人は皆無に近いだろう。杭の頭は何かに齧られた跡があるが、冬場の餌が無い時期に鹿が齧ったのだろうか?

 下山方向に注意しながら斜面を下ると車の位置にドンピシャで到着した。

 

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